スタッフブログ
屋根塗装と施工時期について
2024年04月05日(金)
宇都宮市、さくら市、塩谷郡、高根沢町、芳賀郡の外壁塗装・屋根塗装&リフォーム
宇都宮市にお住まいの皆様、こんにちは!岡本駅すぐ近く、4号線沿いのプロタイムズ宇都宮店で営業・施工管理を担当しております森島と申します!
塗装の疑問について毎回お話をさせていただいていますが、今回は屋根塗装についてです!
塗装工事をするにあたって調査を依頼したけど、屋根の塗料は何が一番適しているか分からない。業者によって出してる塗料が違うし、そもそも本当に屋根の塗装って必要なの…?等々、疑問もあると思います。なので、今回は屋根塗装について詳しくご説明をさせていただきます!
目次 |
屋根塗料の種類
なぜ屋根にも塗装が必要なのか?
間違った屋根塗装で起きる不具合
最後に
屋根塗料の種類
屋根の塗料の種類についてですが、基本的に塗料に入っている樹脂の性能によって異なります。下記で樹脂ごとの性能をご説明します。
アクリル樹脂
アクリル樹脂塗料は塗料としての汎用性が高く、施工者の技術力が少なくても綺麗に塗装をすることが可能です。例えば模型、プラモデルの塗料にはアクリル樹脂塗料が使われることが一般的で、安価に手に入るという利点があります。
デメリットとしては取り扱いが容易な分、耐久年数が5~7年と非常に短く紫外線に弱いことです。
安価で塗装の難易度が低いことから新築物件で工場出荷時の建材に使われることが多い塗料です。
ウレタン樹脂
ウレタン樹脂塗料はアクリル樹脂塗料よりも伸縮性があり、ひび割れに強く以前までの塗装業界では主力の塗料でした。耐久年数は5~10年とアクリル樹脂塗料に比べると若干耐久年数が長い塗料です。
しかし、今では技術力の向上でシリコン樹脂塗料やフッ素樹脂塗料と言った高耐久塗料の値段が落ち着いてきたため施工会社では使われることは少なくなりました。逆に価格が抑えられたことにより、ホームセンター等でDIY塗料として身近に見かける塗料となりました。
シリコン樹脂
シリコン樹脂塗料はウレタン樹脂塗料に比べ耐久年数が更に長く、技術の発展により様々な機能性を付随した豊富なバリエーションが特徴です。今では施工会社が使う塗料の中で最も主力の塗料になっています。
シリコン樹脂塗料の機能は商品によって種類が様々で、たとえば紫外線による劣化を軽減する「ラジカル制御型塗料」、塗料に防汚性、防カビ性を持たせた「低汚染性塗料」、そして紫外線だけでなく赤外線の反射率を向上させた「遮熱性塗料」などの機能性を有した多くの塗料が開発されています。
デメリットは種類が多すぎるあまり耐久性も7~16年と塗料によって差が大きくあり、金額も塗料の性能によって大きく変わるという事から選定が難しい点です。なので、見積りで使用塗料が「シリコン塗料」とだけしか書かれていない見積書は要注意です!
フッ素樹脂
が屋根施工の日程ですが、かなり日数が長いように見えますよね?実はこの長い日数には理由があり、結論から申し上げるといくら塗装の職人さんを多く呼んでもすぐ終わるなんてことはありません。その理由を以下で順を追ってご説明させていただきます。
乾燥時間
作業工程は足場を組んでまず外壁を綺麗に洗浄します。そしてシーリング(シーリングの無いお家は省きます)を行ってから塗装に入ります。塗装の工程は塗っている間は早いのですが、実は塗装で使う塗料には【乾燥時間】というものがあります。
この乾燥時間は守らないと施工不良に繋がります。事実、乾燥時間を守らずに施工を行なっていたお家が次々と剥がれや耐久年数以下の劣化といった問題事例が摘発されました。では、実際にどのくらい乾燥時間を設けなければいけないかと言いますと、塗料にもよりますが2時間から長くて5時間ほど設ける必要があります。
これを考えると1日でできる作業は限られています。例えば、乾燥時間が4時間必要な塗料を使用したとすると塗装が11時に終わったら次は最低でも15時以降まではその場所の塗装はできません。もちろん職人さんや管理担当者が別場所の塗装或いは指示を行います。
作業順序
また、塗装場所の順番としては「上から順に」が基本です。これはなぜかと言うと、外壁を先に仕上げてしまうと後から屋根を塗った際に塗料が飛んで、せっかく綺麗に仕上げた外壁がまた塗装しなければいけない「手間」が増えてしまうからです。
最後に「予備日」として雨が降ってしまったり不測の事態で作業できない日があることを想定しています。
以上が塗装における施工段取りでした。以降は塗装の時期、タイミングについてご説明します!
なぜ屋根にも塗装が必要なのか?
塗装に最適な時期について以下でご説明させていただきます。職人さんが一番塗装をしやすいタイミングはずばり、天気の良い春と秋です!これについては職人さんにより意見が多少分かれるところもありますが、ちゃんとした理由があります。その理由と言いますのが、塗料の施工基準にあります。では、以下の資料をご覧ください。
塗装のお見積りを提案された際に貰う塗料パンフレットに施工上の注意点が必ず書いてあります。その中で7つ目の注意事項に「5℃以下、湿度85%以上での施工は避けてください。」との表記があります。
温度が高い分には日本では大丈夫ですが、逆に温度が低すぎると硬化不良や艶引けと呼ばれる艶が無くなり塗装した表面が白化する危険性があります。また、湿度が高くても同様に硬化不良や空気中の水分が塗料と混ざり、日中の温度上昇時に膨れが発生してしまう可能性があります。なので、気温が安定していて、湿度も雨季に比べて低い春と秋が塗装職人が施工しやすい時期ということです。
しかし、この目安は塗装職人から見て施工しやすいというものであり、しっかりと施工基準を守っていればどの季節でも施工することが可能です。
でも、こういう風に書いてあると春、秋に比べて夏と冬は施工ができても施工の日数が延びるんじゃないの?と思われたはずです。実は、塗装日数はどの季節に施工しても、ほぼ日数は変わりません!
春と秋のデメリット
この理由が四季の特徴にあります。春と秋は気温、湿度も安定していますが、春は気温が冬から暖かくなることで突発的に起こる春雨があります。雨の日は塗装ができないため1日休みとなります。そして、私も毎年悩まされている花粉の時期でもあります。黄色い花粉や黄砂が毎日積もっているので毎朝、送風機で花粉を飛ばす作業から入ります。秋には台風が来ますので施工可能な日が限られてきます。
夏、冬の特徴
逆に夏は梅雨もあって毛嫌いされがちですが、朝から気温が高く日照時間が四季の中で一番長いため、1日の中で作業できる時間がとても長くなります。また、冬は気温が低いのですが、乾燥している時期でもあり、雨による工程の遅れが滅多にありません。最近は地球温暖化で冬でも暖かい日が続きましたので、例年よりも早く施工が終わってしまった現場があるくらいでした。
間違った屋根塗装で起きる不具合
ここまで読んでいただいたみなさんは、もうお分かりですよね。
きちんと徹底した管理をしている業者であれば塗装にふさわしくない季節はなく、むしろネットで風評被害が出ている冬場などは施工する人が少ないからこそ限定イベントで値段が安くなっていたりと意外と美味しいチャンスだったりもします。
実際に私たちが年始早々で売り出していたイベントがこちらです。
最後に
上述でご説明させていただいた通り、優良な施工店であればどの季節でも問題なく塗装いただけます。むしろどの季節が良いか迷っている間に、どんどんお家の劣化は進んでいき、必要のなかった工事までしなければいけなくなり余計な費用がかかってしまう可能性もあります。どんな小さなことでもお悩みがあればご相談承りますので、塗装のあれこれはプロタイムズ宇都宮店にお任せください!!
今年で創業96周年の施工品質で今ある大切なお家を大事に持ち続けて喜んでいただけることが私たちの仕事のやりがいでもありますので、お困りごとや些細なご質問でも電話やショールームへ足をお運びいただければ何でもお答えいたします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
プロタイムズ宇都宮店ではどんな些細なご質問も、お客様に真摯にお答えさせていただきますので、是非、当ショールームへ足をお運びください!
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ブログ執筆者
株式会社とちのき塗装テック 営業 施工管理
森島 正治
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